CDやDVDでもそうですが、データ化されたものは、複製が作りやすく、また最近では複製技術もアップして劣化しないため、販売元や作者の著作権を侵害する場合があります。特に自炊のような新しい技術やライフスタイルに関しては、法整備が間に合わず、グレーゾーンの領域が多々あります。
まず、著作権には「複製権」「公衆送信権」「譲渡権」などの種類があり、私的複製の範囲を逸脱してこうした権利を侵害した場合は違法となります。著作権関係でよく目にする「私的複製」というのは、自分や同居している家族などが、自分たち自身だけで楽しむために行う複製行為のことで、自炊も自分が利用するため自ら行う場合は、私的複製の範囲内で合法です。
電子書籍人気を受けて、電子化サポートに特化した書籍裁断を代行する業者や、宅配などを利用して、顧客から送られた本の書籍電子化を行う外部サービスが増えていますが、これは私的複製の範囲を超えており、出版業者から「複製侵害」に該当する行為として、違法である可能性があると指摘されています。
以前活発だったビデオのダビングサービスをはじめ、権利者の許可のない複製の代行サービスは基本的に違法行為なので、自炊代行サービスも今後販売元との交渉如何では、法律で禁止される危険性もあります。レンタルCD店のように、作家・出版社と包括契約を模索するなど、適法化に向けた努力が求められています。
当然のことですが、自分で本の裁断機を購入して、自分で裁断し、スキャンし、電子化することに関しては、違法要素はまったくないので、安心して行ってください。ただし、自炊したデータの譲渡や配付は著作権を侵害する可能性があるので注意してくださいね。
本の裁断機が、何センチの厚さまで対応できるのかご存知でしょうか。
本の裁断機の種類によって、カットすることができる書籍の厚さは大きく異なっています。
10ページ程度までしかカットできないものもあれば、300ページ程度までカットできるものもありますが、一度にカットできるページ数が多ければ多いほど、作業の手間がかからずに済みますので、本の裁断機を選ぶ際の参考にしてください。
ただし、ガイドスケールが搭載されているか搭載されていないかということも、非常に重要です。
たとえば、ガイドスケールが搭載されていない本の裁断機の場合、300ページの厚さまでカットできたとしても、断面がずれてしまってキレイにカットすることができないでしょう。
ガイドスケールが搭載されている裁断機なら、300ページの厚さがある書籍でも、ほとんどずれることなくカットすることが可能です。
しかしながら、たくさんのページをカットできる裁断機ほど、価格が高く設定されています。
高い裁断機ともなると、5万円以上の価格となっていますので、なかなか購入することはできないのではないでしょうか。
したがって、予算がない方は、必要最低限の機能を備えている裁断機を購入すると良いでしょう。
裁断機はお近くのホームセンターや文具店などで購入することができますが、あまり種類が揃っていませんので、インターネットでの購入をおすすめします。
インターネットなら、ホームセンターなどよりたくさんの種類を見つけ出せるため、希望に合った裁断機を手に入れることができるでしょう。
本の裁断機は、お持ちの書籍をカットするために大変便利なツールとなっています。
書籍をカットするだけならカッターナイフでも良いのではないか、と感じている方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、カッターナイフで書籍をカットするとなると、まとめてカットすることができないために、非常に大きな労力が必要です。
また、カッターナイフで書籍をカットすると、形が揃わなかったり、断面がきれいな直線とならなかったりします。
その点、本の裁断機を使用すれば、一度にたくさんのページをカットすることができますし、仕上がりはカッターナイフと比べ物にならないほどキレイになるでしょう。
また、本の裁断機は、カッターナイフと比較して安全性にも優れているという特徴があります。
カッターナイフを使用した場合、少しでも手元が狂ってしまえば、そのまま指や手を怪我してしまいかねません。
また、力を入れ過ぎるとカッターナイフの刃が折れて、最悪の場合、目まで飛んでくることもあるでしょう。
本の裁断機なら、そのような心配がほとんどありません。
ほとんどの本の裁断機には、誤って手や指を怪我しないように、安全装置が搭載されています。
安全装置を解除しない限り、刃が下りてくることはありませんので、安心して書籍をカットすることができるでしょう。
ただし、裁断機は100%安全というわけではないため、書籍のカット前には注意事項をしっかり確認することをおすすめします。
なお、この裁断機ならば刃をケガすることなく、安全に裁断作業をすすめて頂くことができます。
よかったら試してみて下さいね。