裁断の前に、裁断機購入・開梱時の注意ですが、中国製のリーズナブルな大型裁断機において、本体全体に、油がついたままになっていることが多いそうです。これはきれいに拭ってから使用しないと、滑ったり、資料や書籍が汚れたりしてしまいますので、刃に注意して、拭ききってください。
では続いて、一般的に考えられる、裁断の準備作業を挙げてみます。
「裁断ポイントを決めておく」機種によっては、カットライン表示のLEDライトで裁断ポイントを確認することが出来ます。自炊の場合、特に裁断した書類の大きさは、データの美しさに大きく関係しますので、このポイントをよく考えて裁断作業に取りかかることをお勧めします。
「中綴じの有無を確認する」これも大事なポイントです。気付かずに中綴じ部分が変に切れてしまったり、裁断後にそのまま気付かずにスキャナーに入れてしまったら、トラブルになります。
「綴じ針を取り除く」綴じ針を残したまま裁断してしまうと、裁断機が刃こぼれを起こします。そうすると一気に切れ味が悪くなってしまうので、綴じ針は事前に、確実に取り除きましょう。また中綴じの冊子に、本体とはまた別の綴じ針がついている場合も。要注意です。
「固い糊を取り除く」製本用の固い糊も、綴じ針同様、刃こぼれの原因となります。目視で、出来る限り取り除きます。糊が強力な場合は、ドライヤーやヒーティングガンなどで温めてから取り除くとよいでしょう。
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