本の裁断機を使う前には、あらかじめ前作業をしておかなければいけません。前作業を省略していきなり裁断機を使うと、仕上がりが均一にならなかったり、本の間から「何これ?」なんていうものが出てきたりする事にもなります。スキャナー機能がついている裁断機の場合には、スキャナーの紙詰まりなど故障の原因にもなってしまうので注意が必要です。
・余分なものを全て取り除く
本棚に長期間放置されていた書籍には、ホコリがたくさんついています。また、読書をしていた時に不意に落ちた髪の毛やお菓子のクズなど、本のページには気づかないうちにいろいろなゴミが残っています。神経質になって1ページ1ページをチェックする必要はありませんが、本をペラペラとめくったり軽く振ったりしながら、そういったゴミを取り除いてください。
・ホチキスを取る
雑誌などでは、中心にホチキス止めがされているものも多く、それらを全て取り外す作業も必要です。ホチキスがついたままの雑誌などを本の裁断機にかけると、ホチキスの芯によって裁断機の刃がダメージを受けてしまいます。
・裁断機の許容量にあわせて厚さを調整する
本の裁断機はそれぞれ、一度に何枚まで裁断できるのか異なります。40枚、50枚というものもあれば、400枚近くの厚さを一度に裁断できる大型タイプまであります。紙の枚数とともに、厚さの目安なども記載されていると思うので、厚さを調整しましょう。厚すぎると裁断できないどころか、その書籍をムダにしてしまう事にもなるので気をつけてくださいね。
本棚の中に沢山の書籍が詰まっている人にぜひおススメの「本の裁断機」。多くのメリットがありますが、購入する際にはきちんとデメリットも理解した上で、どのタイプの裁断機が合っているのかを判断するようにしたいものです。
・初期投資が必要
本の裁断機を最初に購入する際にかかる費用は避ける事が出来ません。リーズナブルな裁断機なら1万円台でも購入する事が出来ますが、業務用タイプの大型菜ものになるとコストもグンと高くなってしまいます。どのぐらいの頻度で使うのか、どんなタイプのものを裁断する事が多いのか、書籍の数などいろいろな面から複数のアイテムを比較検討しながら、自分にピッタリのものを選んでくださいね。
・危険性
どんなタイプの裁断機にも、分厚い本をスパッと裁断するための刃がついています。ディスクカッタータイプのものなら安全性も高いのですが、上から刃を振り下ろして本を裁断するタイプになると、小さな子供がいる家庭では危険が伴います。子供が手の届く所においておく事は危険極まりないですし、手が届かない所においてあっても、万が一上からシャープな刃物が落ちてきたりしたら、それも危険ですよね。小さな子供がいる家庭で本の裁断機を購入するなら、安全性が高いディスクカッタータイプがおススメです。
・ケアレスミスのリスク
何回も練習すればミスも少なくなりますが、最初のうちにはなれていないためにケアレスミスが出てしまう可能性もあります。大切な書籍でケアレスミスをしてしまうと取り返しがつきませんし、その書籍を台無しにしてしまう可能性もあります。