本の裁断機を使う前には、あらかじめ前作業をしておかなければいけません。前作業を省略していきなり裁断機を使うと、仕上がりが均一にならなかったり、本の間から「何これ?」なんていうものが出てきたりする事にもなります。スキャナー機能がついている裁断機の場合には、スキャナーの紙詰まりなど故障の原因にもなってしまうので注意が必要です。
・余分なものを全て取り除く
本棚に長期間放置されていた書籍には、ホコリがたくさんついています。また、読書をしていた時に不意に落ちた髪の毛やお菓子のクズなど、本のページには気づかないうちにいろいろなゴミが残っています。神経質になって1ページ1ページをチェックする必要はありませんが、本をペラペラとめくったり軽く振ったりしながら、そういったゴミを取り除いてください。
・ホチキスを取る
雑誌などでは、中心にホチキス止めがされているものも多く、それらを全て取り外す作業も必要です。ホチキスがついたままの雑誌などを本の裁断機にかけると、ホチキスの芯によって裁断機の刃がダメージを受けてしまいます。
・裁断機の許容量にあわせて厚さを調整する
本の裁断機はそれぞれ、一度に何枚まで裁断できるのか異なります。40枚、50枚というものもあれば、400枚近くの厚さを一度に裁断できる大型タイプまであります。紙の枚数とともに、厚さの目安なども記載されていると思うので、厚さを調整しましょう。厚すぎると裁断できないどころか、その書籍をムダにしてしまう事にもなるので気をつけてくださいね。